Second Lifeを始めた頃のはなし

2018.12.08 Saturday

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    hello.

     

    こんにちは。ええっと. 何から書こうかな。

     

    Second Life という、オンラインゲーム(インターネットに接続してパソコンなどで楽しむゲーム)がありまして。。

    米国のリンデンラボ社が提供しているゲームで、世界中のユーザーがゲーム内の物や景観を自由に作って、それぞれの世界観を創造し、その中で好きなように過ごして楽しんでいます。

     

    わたしはそのSecond Life(セカンドライフ)を始めて今年で9年になるんですが、これまで、リアルの現実の自分自身のことを、ゲームの中ではあんまり話さずに来ました。

    話さなかった部分と・話せなかったと感じていた部分、両方あるかなと思います。

    冗談を言ったり軽口を叩いても、自分自身のコアなところは ...コアというか正直な心情などですね... は、あまり話さずに来ました。現実の自分を離れてセカンドライフを楽しみたいというユーザーも多いし、皆が皆、リアルの自分の話をするかと言うとそうでも無いとは思いますが、特に私はリアルのことをこれまであまり話さずに来たように思います。

     

     

     

    セカンドライフを始めた頃のわたし

     

    ゲームを始めた頃のリアルの私は、とにかく落ち込んで元気を無くしていました。

     

    実はその頃、あるきっかけがあり発達障害の診断をする病院を受診し、三か月通って検査した結果、自閉スペクトラム症という診断が下りたところでした。

    自閉スペクトラム症は発達障害のひとつで、わたしの場合は、知的障害を伴わない言語的な遅れのない自閉スペクトラム症、いわゆるアスペルガー症候群であるとのことでした(原因不明のADHDも併せ持っているそうです)

    職場では上司のみにその事実を告げて仕事を続けていたのですが、いつの間にか同僚も知るところになり、次第に人間関係がぎくしゃくしたり、あり得ないミスを頻発するようになっていました。

     

    その頃はまだ自覚がはっきり無かったのだけれど、もう ”うつ”状態(正確に言うと、私の場合は混合性不安抑うつ状態)の長-いトンネルに入ってしまっていて、部屋の隅がゆがんで見えるとか・景色がグレーがかって色あせて見えるとか・職場で誰からも呼ばれてもいないのに返事をしてしまう空耳などに加えて、24時間消えない気分の落ち込みや、体のこわばりに悩まされていました。

     

    セカンドライフを始めた頃はそんな時でした。

     

    きっかけは、「あの頃話題になったセカンドライフの今」というようなネットニュースの記事を読んだことで、記事の中に貼ってあったゲーム画面の画像がとてもきれいで、夢によく出てくるような景色に酷似しているように感じられとても惹かれたからです。

     

    実際にゲームを始めてみると、ニュースの紹介記事で見たようなきれいな画像は見当たらず(←グラフィック描写の美麗度はパソコンのスペックによる)、操作が難しいなあ...(←多少の慣れが必要)、あと、がらんとしていてちょっとだけ寂しい?(←人が居ない所には居ない)などと感じました。

    ところが、だんだん慣れてきていろんな場所に行けるようになると、まさに紹介記事で見たような、透明感のある光と色彩の美しい世界に行き当たり、だんだんと引き込まれていきました。仕事から帰るとPCを立ち上げてログイン・休みの日は終日ログイン。

     

    セカンドライフの中に入ると、重い気持ちや心がふっと軽くなっていたんです。

    まるでこころの重力が取れたみたいに。

     

     

     

    現実世界での失速

     

    発達障害を持っていると明らかになったことで、幼少期からずっと困ったり悩んだりして来たことの根本原因がわかり、脱力してホッとはしたものの、不安ととまどいも重なり、日常生活を安定して営める”状態”から、一気に混乱して短期間のうちにレッドゾーンに達してしまっていたんだと思います。

     

    職場では気を張ってなんとか自分を保っていても、通勤途中に突然涙が勝手に出てきたり、気が付いたら帰りの路線のバスをうっかり乗り間違えていたりなどということが何度も起きるようになりました。

    夜もなかなか寝付けません。夜間に何度も目を覚まし、悪夢も見る。最悪です。

     

    通常、少々落ち込む事があっても、気分を変えてくれるものに触れたり美味しいものを食べたりしていると、だんだん気が晴れて来てそのうち忘れたりするものですが、うつ状態の落ち込みというのは、24時間365日、まるで気持ちに鉛の重りでもついているかのようにずーーっと苦しいままなのです。

     

     

    『そっか。頑張ってもどうしても出来なかったことは自分のせいじゃなかったんだ。自分がダメな訳じゃないんだ。よかった...』

    『でも、、じゃあどうやってこれからやっていきゃいいっていうの』

    『いきなり、本当はあなたは障害者でした、ですから明日からは障害者として生きていきましょう、と言われたって』

     

     

    その頃は何をしていてもいつもそんな考えが頭の中をぐるぐると渦巻いていました。

     

     

     

    仮想空間に”羽”をもらった?

     

    でも、その頃の私には、現実世界以外にもうひとつの自分の世界がありました。

    セカンドライフの中で見るもの、体験することなどが、ある程度のリアリティを伴って私に(正確に言うと私の脳に)気晴らしめいたもう一つの世界のひろがりを与えてくれていた。

     

    そこでは私は自由でした。

     

    アバターは好きなように変えられ、空を飛べ、例え落ちても死なない。一瞬で移動でき、水の中でもタンクなしでいつまでも過ごしていられる。現実世界に戻るときはただ、「ログオフ」するだけ。また「ログイン」すれば、あちらの世界に一瞬で行ける。

    リアルの自分は気持ちに鉛の重りをくっつけてしまっていても、セカンドライフの中では気持ちを楽にしていられました。

     

    まるで、仮想空間に見えない”羽”をつけてもらったかのように、当時の私はそれでぐぐーっと落ち込む気持ちを少し引き上げて、それで何とかバランスをとっていたんだと思います。

    もし、セカンドライフが無かったらどうなっていたんだろう?と考えるとちょっとこわくなりますが、まあ、地獄で仏に会う?(←用法間違ってないかいな)的なことって、誰にでも起こる時には起こるんだろうなと思います。

     

    夕陽.いつ見てもきれい

     

    ありがとうリンデンさん.. たまにはちょこっとお礼言っとこ.

    リンデンさんが作ってくれた「場」に助けられたり救われた人って他にもいると思うしね.少なくとも楽しみを与えてくれている訳で、それって凄いことだと私は思います。

    たまにサーバートラブルに直面すると「ちょ、リンデン!」ってPCの前で短く悪態ついたりしますけど. 

     

     

    あんまり長くなってもしょーがないんで、また次回。

     

     

    JUGEMテーマ:大人の発達障害

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